ユーリカ!

コアラが食べてる奴じゃないよ

たまごの秘密〜新鮮な鶏卵の選び方から雑学まで

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たまごアレルギーの、さんだーです。

鶏卵は超メジャーな食べ物で、日本では年間250万トン生産されています。

驚きの数字じゃないでしょうか?

さらに鶏卵は完全栄養食と言われていて、美味しいし栄養満点というチート食材なのです。

 

今回はタマゴについて色々探っていきます!

アレルギーのクセに、と思わないでください。

僕は魚卵がダメでニワトリの卵は大丈夫なので、書く資格はあるはずです。

みんな大好きっっっっ!!!!

卵かっけご飯っっ!!!!

たまごの栄養

鶏卵は完全栄養食と言われていて、それだけ栄養バランスの優れた食べ物です。

特に目を見張る栄養素は、

  1. タンパク質(必須アミノ酸)
  2. 卵黄コリン
  3. カラザ(シアル酸)
  4. コレステロール

です。

よく考えれば、ヒヨコが誕生するほどの生命の凝縮が卵なわけです。

栄養価の高い食品なのは頷けますね。

タンパク質(必須アミノ酸)

鶏卵はアミノ酸スコアが高く、必須アミノ酸をまんべんなく含んでいます。

必須アミノ酸は人間の体内で生成できない9種類のアミノ酸で、食事から摂取しなければいけません。

それがしっかり含まれているので、アミノ酸(=タンパク質)の補給はお任せの食品です。

「ごはん」(お米)の「タンパク質」には、2つの「必須アミノ酸」ー「リジン」と「スレオニン」が不足していますが、「たまご」は、これを補ってくれます。
[p65『たまご大辞典』より]

卵かけご飯(TKG)が最高な理由です。

 

卵黄コリン

コリンとは、学習や記憶、睡眠、発汗、筋肉の活動に必要な「アセチルコリン」という物質のもとになる成分です。(コリン星とは全く関係ありません。)

不足すると体がスムーズに機能しなくなるということですね。

微妙に体調が優れないというときは、こういった聞き慣れない栄養素が不足している場合もあります。

名前の通り、卵黄に多く含まれています。

 

カラザ(シアル酸)

カラザは白いヒモのような形をしています。

これはヒヨコのもととなる杯(卵黄)を殻の中で宙づりにする役割を持っています。

卵黄をハンモックのように吊り下げることで外からやってくる細菌から身を守っているのです。

(ちなみに黄身を包み込む卵白にはリゾチームという殺菌力のある成分が含まれている!)

 

僕は今までカラザを取り除いて食べていましたが、主成分はただのタンパク質です。

なんとシアル酸という抗がん物質が含まれているとのこと!!!!

TKGにカラザが入っても気にすることなかれ!

というか入ってたほうが健康にいい!

 

コレステロール

おいおい、コレステロールなんて体に悪いじゃないか!と思わないでください。

コレステロールは、実は僕らにとって重要な物質なんですよ。

確かに悪玉コレステロールは血管を詰まらせる可能性があるのは事実です。

詳細は『コレステロールの真実!悪玉コレステロールは敵じゃなかった…』という記事をご覧ください。

 

卵にはコレステロールが血管へ沈着するのを抑える良質な脂質「不飽和脂肪酸」が豊富に含まれています。

さらに、卵黄には血管の掃除屋である善玉コレステロールを増やすレシチンという成分が含まれています。

だから、卵を食え!という話なのですね。

 

たまごの色〜白と茶色の違い

一般的に普及している白い卵(白玉)。

そして、最近普通に見るようになった茶色の卵(赤玉)。

茶色や赤褐色の卵のほうが高級で健康に良い!という話をよく聞きます。

僕もそう思っていました。。

ですが、全く違います!

基本的に白い卵も茶色い卵も同じなんです。

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卵の色が違うのは鶏の種類が違うからですね。

鶏の羽の色も関係ありません。

茶色のほうが値段が高いのは、茶色いと「高級感があって美味しそうに見えるから」という理由だそうです。。

ボッタクリだったとは・・・。

 

と言いたいところですが、茶色の卵を産む鶏のほうがエサをたくさん食べることが多いそうで、育てるのにコストが掛かっていることが多いのです。

栄養が強化された卵の可能性もあります。

平飼いや放し飼いという手間のかかる方法で飼育されたブランド卵の可能性もあります。

なので、茶色いほうが少し値が張るケースが多いのですが、それが嫌なら白くて安い卵を買いましょう。

 

黄身の色の濃さ

鶏卵の黄身には胚(ヒヨコになる部分)があり、食べると非常に栄養豊富です。

よく言われるのが、卵黄の色が濃いほうが栄養成分がぎっしり詰まっているんだといったことです。

日本の卵黄はオレンジがかっていることが多いですが、アメリカなど外国産の卵は真っ黄色だったりします。

さすが日本産、黄身の色が濃いから健康にいい!と思いがちですが、黄身の色と栄養価は全く関係ありません。

 

卵黄の色はエサによってコントロールできちゃいます。

トウモロコシやパプリカ、ニンジンなどが含まれるエサを食べさせれば、濃い黄身となります。

青やピンクにすることも可能だそうです。(そうなればもはや卵「黄」ではない…)

 

有精卵と無精卵の違いって?

有精卵と無精卵というものがありますが、含まれている栄養素に違いはありません。

  • 有精卵:温めるとヒヨコが孵る
  • 無精卵:交尾をせずに産ませるためヒヨコは孵らない

交尾をしないのに卵を産むんですか?という疑問が浮かびますが、メスの鶏は約25時間おきに1つ卵を生みます。

これは交尾をしているか否かは関係なく、卵子を排卵する際に卵がポコッと産まれるのです。

 

人間の女性は月経(生理)の際に出血をしますが、それと同時に卵子を体の外に出しています。(世の中の男子諸君、ここら辺勉強しておいたほうがいいかもな!)

生理にサイクルがあるように、鶏もにも排卵サイクルがあるということですね。

しかし、有精卵は無精卵と違ってヒヨコが孵るほどのパワーを秘めているので、もしかしたら現在の研究ではわかっていない栄養価があるかもしれません。

 

あと、有精卵は放し飼いで飼われるためストレスフリーな環境で産卵されます。

無精卵はケージという狭い檻のような環境で飼われます。

その違いも、現段階の研究では明らかにならない領域で、少なからず栄養価に影響があるのではないかと言われています。

 

新鮮な卵の見分け方!

ここまでで、

  • 卵は栄養豊富
  • 卵の殻の色で栄養は変わらない
  • 卵黄の色も栄養とは無関係
  • 有精卵と無精卵も基本的に中身は同じ
  • TKGはやっぱ美味い

ということが分かりましたね。

 

じゃあ、どうやって新鮮で美味しい卵を見分ければいいのかというと、これが結構難しいです。

  • 「11%の食塩水で沈むと新鮮」とか、
  • 「割ると白身が白く濁っていると新鮮」とか、
  • 「黄身がモッコリ盛り上がっている」とか、

スーパーなどで買うときには確かめられませんね。

 

見た目だけで確かめる方法としては「殻の表面がきめ細やかで光沢がある」ということです。

卵の表面は出荷前に洗浄されますが、その洗ったばかりの光沢が残っているか否かということですね。

本来であれば産みたて卵の表面はザラザラしていますが、今の日本の方式では洗浄という過程が必ず入るためツルツル加減を見てください。

一番確かな方法は「賞味期限とは別に採卵日や産卵日が記載されている卵を選ぶ」ことです。

少し値段は高くなると思いますが。

 

半熟玉子は消化にいい!

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卵を食べるとき、実は半熟にすると胃で消化しやすくなるようです。

生のほうがドロドロしているので消化が早そうですけどね。

  • 半熟:1時間半
  • 生:2時間半
  • かた茹で・目玉焼き:3時間

これが消化にかかる時間です。

 

僕のオススメは、蒸し器で6分前後蒸した「ゆでタマゴ(?)」です。

黄身がいい感じにとろーりしたゆでタマゴが作れますよ!美味!

 

たまごの賞味期限と保存方法

卵の賞味期限は保存の状況によっても変わるのですが、意外と長持ちします。

賞味期限の設定は採卵後から、

  • 春秋期:25日以内
  • 冬期:57日以内
  • 夏期:16日以内

と決められています。

夏場は流石に短いですが、生鮮食品だと思えば長いかな〜という気になりますね。

保存温度も25度以下なら大丈夫だそうで結構大丈夫じゃんという感じです。

スーパーや直売所では野ざらしで置いてあったりしますからね。

 

でも、卵は細菌研究にも使われていまして、細菌を培養するための栄養源として使われています。

保存環境が良くないと、雑菌の繁殖がしやすい食べ物なのです。

購入したらなるべく即冷蔵庫に入れるべきですね。

冷蔵庫に入れておいて食べ忘れたという場合・賞味期限が切れてしまったという場合は、生ではなく加熱調理をして食べてください。

サルモネラ菌と卵の関係

卵関連の雑菌で有名なのがサルモネラ菌です。(猿とは関係ありません。)

卵白にはリゾチームという殺菌成分が含まれていますが、それでも卵を割ったまま放置しておくのはやめましょう。

割らなければ細菌の感染を防げますが、一度割って中身を出すと菌の繁殖が抑えられません。

サルモネラ菌は61度で3.5分加熱すれば完全に死滅しますが、食中毒を起こす原因になる菌ですのでご注意を! 

 

たまごに欠点はあるのか!?

卵に欠点なんかあるわけないだろう…?だってTKGだぜぇ?フワフワの厚焼き卵やプルップルのプリンも作れる食べ物なんだから。。

 

卵は完全栄養食と言われているものの「ビタミンC」は含まれていません・・・。

鶏は自ら体内でビタミンCを生成できるからです。

そんなこと人間はできないです。

 

なので、

  • キウイフルーツ
  • ブロッコリー
  • ピーマン
  • レモン
  • ほうれん草

などでビタミンCを補給しましょう。

 

卵の殻はどうやってできるの?

ニワトリの体内からカッチカチの卵が生まれ出てくるなんて不思議ですよね。

卵の殻はエサに含まれているカルシウムを再利用して作られています。

なので、エサには貝殻など炭酸カルシウムを混ぜて与えているのです。

 

カルシウムを食べてから最短15分で卵の殻の生成に使われます。(小さな生き物は生きるスピードが早い。)

もしカルシウムを食事から摂れない場合は、自らの骨の中に貯蔵されているカルシウムを分解して、卵殻を形成するそうです。

(通常、骨組織内に卵約6個分のカルシウムが眠っている!)

自分の骨からカルシウムを回す場合、骨がスカスカになってしまいます。

骨折しやすくなりますね。

ニワトリも命を削って子供を産んでいると言えます。

 

卵に血が入っていたらどうする?

卵を割ったとき血が入っていることがありますね。

基本的には食べても問題ないようです。

その血は、

  • 親鳥の血が混入してしまった
  • 胚が成長して血管が形成された

のどちらかです。

気になる方は取り除いて食べましょう!

 

おまけ:たまごの雑学5選

1:卵のあの形は遠くに転がっていかない

魚の卵はまん丸のものが多いですが、鳥の卵は楕円形です。

しかも鋭いほうと丸みを帯びているほうがあり、不揃いの楕円型をしています。

卵を転がしてみるとわかりますが、あまり遠くに転がっていきません。

まん丸のピンポン球やテニスボールなんかを転がせば遠くまで転がります。

つまり、大事な子供がどこか遠くに転がっていかないようにあの形なのです。

 

2:鶏は夜に卵を産まない

産むのは昼です。

多分夜産んだらどこに産んだのか訳わからなくなるからでしょう。

暗闇でもし外敵に襲われたら困りますし。

 

3:卵のサイズが違っても黄身のサイズはほとんど変わらない

卵にはMサイズやLサイズなどサイズがありますね。

しかし、黄身の大きさはほとんど変わりません。

変わるのは白身の量。

なので、メレンゲを作ったりする際は大きいサイズを選ぶと賢いです。

 

4:卵の殻は食用にもなっている

卵の殻は炭酸カルシウムという物質が豊富です。

ふりかけなどに「Ca+」といった表示がよくありますが、カルシウムを添加しているよという意味です。

卵の殻が粉砕されて混ざっているのですね。

成分表示を見ると「卵殻カルシウム」などの記載があるはずです。

炭酸カルシウムといえば、学校のチョークが有名です。

僕はチョークの粉なんて食いたくないので、カルシウムを摂るならゴマやヒジキがいいなと思います。

 

5:北海道の釧路には「丹頂鶴の卵」というお菓子がある

僕が小学生の頃住んでいた港町・釧路。

なんと花粉がないそうですw(そんな地域マジであり得るのか…?)

将来は釧路に引っ込むのもいいかな、なんて思っています。

ニワトリではなく「鶴」の卵をぜひご賞味あれ!!!!

生後が良ければこちら。

 

まとめ:タマゴは美味しい!!

ご存知の通り、すごく美味しいので食べましょう。

卵が嫌いという人に会ったことないのです。

卵ってたとえアレルギーの人であっても、そんなに悪いイメージを持っていないはずです。(僕がそうです。)

卵って面白いです。