ユーリカ!

コアラが食べてる奴じゃないよ

賢者が作った最高の食の指針

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 健康に良い食べ物やダイエットに効く食べ物など、定期的に巷で話題になりますが、すぐ試してみたくなっちゃいます、さんだーです。

 

そんな浮ついた感情を吹き飛ばす良書に出会いました。

 

スティーブン・レ氏の著書『食と健康の一億年史』です。

 

その名の通り、食と健康についての歴史を学べる一冊です。

 

肉体のパフォーマンスを上げるとき、ダイエットをするとき、僕らが至って普通の食事をするときでさえも、

 

忘れてはいけない食の指針があります。

 

それを教えてくれました。

 

やはり歴史を学ぶと本質が見えてきますね。

 

今流行りの○○ダイエットと呼ばれる方法が、霞んで見えます。

 

▼動画で内容を確認!!


最高の食の指針を伝授

 

▼目次

 

食の最強の指針

僕は以前、糖質制限によって10キロ程度ダイエットしたことがあります。

 

あのライザップでも、ハードな筋トレに糖質制限をプラスしているそうです。

 

かなり良い感じ?の細マッチョになれると宣伝されていますよね。

 

最高の食事は「糖質制限」なのだと思っていました。

 

何を食べ、何を避けるべきかとくよくよ考えるよりも、一番確実なのは伝統食を食べることだ。【中略】何百年、何千年もその地域特有の食事を続けることを通して、そこで暮らす人々の身体は徐々にその食事に適応してきた。
[p.317,参考図書より]

 

家庭科の教科書に書いてあるような言葉ですね。

 

最強だと誰もが知っているが、実行できていない食事。

 

それが「伝統食」です。

 

日本人だと和食のことですね。

 

 

 

なぜ和食なのか?

2013年、和食が世界無形文化遺産に登録されました。

 

それをきっかけに世界で和食ブームが起きているらしいのですが、和食はあくまでも「日本人に適応した食事」です。

 

イタリア生まれ、イタリア育ち、先祖代々イタリア人という人が、日本の伝統食を導入したからといって、健康になれるかはわからないです。

 

(もしかしたら世界中の人々に適応する可能性もあるが!)

 

自分の家系を辿っていって、その人たちが何を食べていたのかが肝心。

 

僕の場合は父も祖父も和食を好んでいますし、かつては鳥取県で細々と漁師をやっていました。

 

(武士とか武将じゃないんかい。)

 

なので、僕は魚を食べた方が良いということになります。

 

日本人の血が濃ければ、和食をベースに食卓を彩ってください。ぜひ。

 

 

米(コメ)という悪魔の食べ物

糖質制限を実践している人にとって、米は「悪魔の食べ物」に見えると思います。

 

寿司、チャーハン、オムライス…などなど、やめたいけどやめられない魅惑の食べ物です。

 

糖質を食べると太るし、糖尿病の原因になるといった認識が広まっています。

 

しかし、糖質は体液の原料となったり、深い睡眠を得たりするのに必要な栄養素です。

 

実は、糖質は味方なんですね。

 

何が糖質を悪者にしているかというと、1日のうちに糖質食品を食べ過ぎたり、製造過程で自然本来の形ではなくなってしまうからなのです。

 

米が悪魔なのではなく、人為的な行いが悪魔を生み出しています。

 

ご飯茶碗一杯ほどのお米を毎食食べる分には問題はほとんどありません。

 

そこにお菓子やフルーツが入ってくると、話が変わってきますよという話。

 

 

糖質制限は本当に体に良いのか?

僕が自分の体で人体実験してきた結果を言うと、糖質をたくさん摂取している時期はやはり体調が優れません。

 

頭がぼんやりしますし、体も重くなるのでアクティブでなくなります。

 

最近の映画でスティーブ・ジョブズ役を演じることになった俳優のアシュトン・カッチャーが、役作りのために一ヶ月間ジョブズをまねて果食主義を続けたところ、インスリンとすい臓の異常で入院する羽目になった。
[p.31,参考図書より]

 

果食主義(フルータリアニズム)とは、ベジタリアンの果物版です。

 

果物ばっかりを食べるということです。

 

3000万年以上も前に遡ると、人類は果食だった時期もあるのですが、今ではフルーツへの耐性を失っています。

 

 

人類は今現在、糖質に対してべらぼうに弱い状態であると、自覚する必要があります。

 

米やパンなどの主食系炭水化物、甘いお菓子やジュース、そしてフルーツなどを食べ過ぎているのが現代人です。

 

このまま「食べ過ぎて、ブクブク太って、病気になって…」を繰り返せば、

 

また何千万年か後には糖質への耐性がつくように進化できると思います。

 

その頃に人類がどうなっているかはわからないので、今あなたのパフォーマンスを向上させることこそ急務です。

 

糖質を「適正量に戻してあげる」という意味での糖質制限は重要です。

 

 

沖縄の伝統食が失われた事例

僕は沖縄が好きです。

 

(元々異文化に触れるのが好きというのもありますが、BLOOD+という好きなアニメの舞台が沖縄でしたー)

 

沖縄のヘルシーな食文化も好きです。

 

ヘルシー過ぎて不評という噂も聞きますが、僕はそのヘルシーさが好き。

 

日本でもっとも健康な県だった沖縄は、そのほんの数十年後にはもっとも病気の多い県の一つとなった。【中略】一九九五年に男性の平均寿命が日本全県で四位だったのが、五年後には二十六位になったという事実だ。
[p.252,参考図書より]

 

参考図書の著者スティーブン・レ氏は、沖縄の人の病気が増えた原因として、 

  • 食の欧米化
  • 運動不足

の2つがあるとしています。

 

沖縄は、日本・中国・東南アジアの交易の要衝だったため、多様な文化に接触する機会が多かったと思います。

 

これは僕の考えですが、各文化の良いとこ取りが可能な立場にあったわけです。

 

その上で育ったのが沖縄の伝統食。

 

運動不足は、テクノロジーの発達によって世界中を悩ませている問題ですね。

 

与えられた文化や風習を自分の頭で考えずに飲み込み、テクノロジーに甘えているといった現状です。

 

インスタントな時代ですな。

 

 

おわりに:賢者が作った伝統食

昔は、どこの国のどんな地域も、ある意味で鎖国状態でした。

 

地元で獲れる食材だけでやり繰りしていました。

 

やむを得ず、地産地消だったわけです。

 

手近にある素材を活かすしかなかったため、頭を使いました。

 

地元民が地元民の体にマッチするように、

経験や知恵が含まれることによって、

じわじわ成長したのが「伝統食」というわけです。

 

魚だけだと食物繊維が足りないからひじきの煮物を付け合わせよう…という感じで、

全体的なバランスが成立している食事です。

 

 

今では、甘いスイーツやら、ジャンクフードやら、加工食品やら、農薬やら、様々なダイエット法やら、運動不足までもが山積しています。

 

僕もたまにラーメンやケーキを食べますし、期間を決めて大幅に糖質制限をする時があります。

 

大切なのは、伝統食という基礎があって、そこから離れてしまう日もあるけど、次の瞬間には帰るということです。

 

そうすることで、長期的な健康も、毎日のパフォーマンス維持も可能になります。

 

これで食に関する指針は見つかったと思うので、これからは伝統食(和食)に何をプラスするとより効果的かを考えていくフェーズです。

 

良い献立が見つかったら教えてください。

 

さんだーでした。

 

 

参考図書

スティーブン・レ『食と健康の一億年史』亜紀書房(2017)