ユーリカ!

コアラが食べてる奴じゃないよ

『人間の未来 AIの未来』はAIの話以外にも気づきがいっぱい!

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『人間の未来 AIの未来』は、

iPS細胞でノーベル賞を受賞した山中伸弥教授と、国民栄誉賞を受賞し永世七冠の天才棋士・羽生善治さんが対談するという形式で進みます。

非常に示唆に富んだ本でしたよ。

にしても表紙、顔近すぎやしませんか? 

研究者は乗り越える

アメリカがアポロ計画の次に挑んだのがヒトゲノム・プロジェクト。

生命科学の分野で、ここ10〜20年で一番大きな功績はゲノム解析技術なのだそうです。

1990年初頭から2003年で、ヒト1人分のゲノム解析をようやっと終わらせることができました。

 

しかし、日進月歩の末、現在ではたった1日あればヒト1人分のゲノム解析を終えることができるといいます。

山中教授いわく、

でも、かたや「がんの撲滅」となると、僕が医学生だったころ、多くの研究者は「人類は二〇〇〇年には完全にがんを克服しているだろう」と予想していました。僕が医学部を卒業したのが一九八七年だから、もう三十年前のことです。でも、いまだにがんは克服されていません。
[p98『人間の未来 AIの未来』より]

多分、現代は江戸時代の人からすると本当に訳のわからない時代になっているのでしょうね。

昔の人が考えつかないようなことが、今だとできるようになっている。人間って凄いなあ・・・。

 

将棋はほとんど勘

羽生さんいわく、将棋を指すとき、

ほとんど勘です(笑)。あまり先のことを読んでも、あっという間に何千手とか何万手の手数になってしまうので現実的ではありません。もうほとんどの局面で、勘によって絞った二つか三つくらいの手しか考えていません。
[p142『人間の未来 AIの未来』より]

これについて掘り下げた記事がこれです。

 

将棋を勘で指すといっても、テキトーな勘ではなく「経験や学習の集大成が瞬間的に表れたもの」だそうです。

当てずっぽうではなく、経験値があるからこその閃きなんですね。

勘でどれほど精度の高い判断ができるかです。それから、必ず予想外のことが起こります。その予想外のことが起こった時に、どれだけうまく対応できるかです。
[p142『人間の未来 AIの未来』より]

羽生さんは永世七冠という称号をとられていますが、その精度の高さがまさにプロなのであり、センスの固まりなのだと思います。

そんな脳みそが欲しいです・・・。

 

『人間の未来 AIの未来』を読んでわかること

タイトルに「AI」と入っているので、AIの本なのかなと思いますが、そうでもありません!

科学研究や将棋の話がたくさん出てきます。

AIの話は2〜3割くらいですかね・・・?

なので、AIについて他書でしっかり勉強している方はこの本を読む必要はないと思います。

 

しかし、かなり気づくことが多く、この本1冊でブログのネタが10記事分くらい取れるのではないかと思いました。

それくらい含蓄のある本です。

使われている言葉もやさしくて、さすが天才二人だなと思いました。

 

さんだーでしたっ